「事故あったのに10年で逆戻り」 女川原発再稼働「同意」、消えぬ住民の不安
毎日新聞
2020/11/11 18:10(最終更新 11/11 19:23)
有料記事
725文字
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の再稼働は、村井嘉浩・宮城県知事が11日、立地の2市町長と会談後に「地元同意」を表明したが、重大事故時の広域避難計画は住民や町・市の議会でも実効性不足が指摘されている。原発近くに暮らす住民の不安は消えていない。
女川原発から直線で1キロあまり、漁港を囲み住宅が建ち並ぶ石巻市寄磯地区。地区内外をつなぐ一本道に立つ、古びた三つの看板が訪れる人に「原発反対」と訴えかけてくる。設置したのは地区の若者らで作る青年団。地元が原発誘致か否かで揺れた40年以上前に船による反対デモに参加した元漁師の渡辺幸敏さん(80)は…
この記事は有料記事です。
残り447文字(全文725文字)