「絶対漏らすな」町長は言った 核のごみ処分場 応募し撤回、東洋町の教訓
毎日新聞
2020/10/20 07:30(最終更新 4/13 15:47)
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高レベル放射性廃棄物(核のごみ)最終処分場の選定を巡り、北海道の寿都(すっつ)町と神恵内(かもえない)村が今月、手続きの第1段階となる文献調査の受け入れを決めた。この調査はかつて高知県東洋町が応募、撤回した例がある。当時を知る人たちは今回の動きをどう見ているのか。
国から2.1億円、魅力的な額
県の東端、太平洋に面する東洋町は、面積の8割以上を森林が占める。海と山に囲まれ、ポンカンなどの栽培が盛んな風光明媚(めいび)な町だ。この町で2006~07年、地域を二分する出来事が起こった。
06年4月のある日の夕方…
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