前進捗の6月から、あっという間に時が過ぎ、銀杏並木も色づく秋から冬に代わる季節となりました。
私たち非常勤職員の職場の雰囲気が怪しくなってくる季節です。年が明け更新時期が近づくと更に職場の雰囲気が変わっていきます。更新の心配、不安が心に重くのしかかり必死でやってきた職を失うかもしれないという不安定な中で、冷静に就職支援を続けなければなりません。そして2月には長年従事してきた自分の職名が求人となって実際に公開されともすれば 隣の席から求職者と職員の方の相談が聞こえ紹介状を交付する場面をまのあたりにすることも珍しくありません。HWは職業相談を行い安定した職を紹介するところなはずです。
就職活動を支援する私たち非常勤職員の雇用自体がこんなに不安定で良いはずがないと思います。長年培ってきた経験、専門性を、もっと大切に、もっと真剣に考えていただきたいと非常勤職員皆が願うところです。
2、3月後半からは、雇止めを受けながら、退職日まで、窓口で職業相談を続けなければいけない非常勤職員も出てきます。その人たちが毎日どんな気持ちで出勤し、どのように仕事をしているかおわかりになるでしょうか。本当に想像を絶するものがあります。
今までたくさんの人が苦しんでいるのを見てきました。相談も受けてきました。今年度は特にコロナウェイルス感染拡大という厳しい状況下で、職員は雇用調整助成金の審査業務に駆り出され、残された非常勤は力を合わせて乗り越えようとしてきました。
今回の公募は、ダブル公募で、対象者が多くなるのが目に見えています。まだまだ続く追加給付、新システム導入の混乱、そして、未曽有といわれるこの状況下で、何を判断材料に我々にジャッジを下そうとしているのか、もうこれ以上雇止めの不安をあおらず、安定した職場を私たちに与えていただきたい!!
この間、私たちが非常勤職員として加入している国家公務員の組合では、8月7日人事院・内閣人事局交渉、10月1日には、特別組合員による厚生労働省交渉を実施。各現場の切実な実情を当事者から訴え、「非常勤職員の労働条件を求める署名」等を提出しながら定員数の確保、公募の撤廃、無期転換権の適用、その他の処遇改善を行うよう、追求したそうです。
私たちのことをわかりやすく説明してくれている動画・記事をみつけましたので添付しました。
参考メディア:「次は自分かも…」 非正規6割以上 ハローワーク相談員の悲哀 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201218/k10012770071000.html?utm_int=tokushu-web_contents_list-items_005