コロナ感染疑いのPCR検査を医師の判断でやらせてください

コロナ感染疑いのPCR検査を医師の判断でやらせてください

開始日
2020年4月17日
署名の宛先
オンライン署名成功!(認証済み)
70,783人の賛同者により、成功へ導かれました!

この署名で変えたいこと

署名の発信者 徳田 安春

 コロナウイルス感染症のPCR検査は「実施に関しては保健所へ相談すること」となっています。ところが、なかなか保健所に電話がつながらない、あるいは断られるといった実態があり、事実上、多くの医師は「軽症では検査はやらない」と決めています。そのために、発熱のない咳や3日以下の発熱・咳などの軽症者は検査されない流れとなっているのです。

 しかし、もともとこの感染症では、軽症者が約80%もいることがわかっています。すなわち重症者の約4倍です。しかも、仮にPCR検査の感度(感染者を陽性と正しく判定できる確率)を70%程度、すなわち約3分の2とすると、偽陰性(感染しているのに、陰性と判定され見逃されること)が約3分の1になるので、感染者は検査で陽性となった人の約1.5倍いることになります。

 そのうえ、前述したように軽症者を含めた全症状者の最低約2倍は感染者がいることを考慮すると、現在顕在化している陽性感染者数の1.5(偽陰性による見逃し)×4(検査されない軽症者)×2(無症状)=12倍は感染者がいると考えるべきなのです。

 しかも、軽症感染者や無症状感染者は普通に動けますので、多くの人に感染を広げている可能性があります。これだけ増えると非典型例もみられています。脳梗塞や急性心筋梗塞で救急入院された患者を治療してみたら、その後肺炎が明らかになったのでPCR検査をすると陽性だった、という例が国内でも出ています。

 日常診療に携わっている私も、新たに受診する患者さんのうち誰が新型コロナウイルスの感染者かわからないので、初診外来では注意しながら診察しています。とくに東京は、もはや誰が感染しているかわからないという前提で、対策をとるべきなのです。

 最近、厚労省とLINEが行ったオンライン調査では、軽症を中心に新型コロナウイルスを疑いうる症状を持つ人は約7%いることがわかりました。東京の人口の1200万人中では約80万人いることになります。この症状がある80万人を対象に、医師による問診や検査を行うのです。日本の場合、感染者は社会から悪者扱いされるような文化があると指摘されています。よほど思い当たることがないと自ら検査を希望することは無いと思います。患者の軽微な自覚症状を過小評価してはいけません。

 80万人のなかに感染者が1万人いるとすると、検査前確率は1.25%となります。これでも確率としてはまだ低いですが、医師が問診をして感染の疑いが強いと診断した人を対象に検査をすれば、検査前確率が上がり、診断確率が上がることが知られています。

オンライン署名成功!(認証済み)

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