署名への賛同と拡散、日清食品ウェブサイトでのお問い合わせフォームへの書き込みのご協力、ありがとうございます。
RANは日清食品の株主総会(6月25日実施)前に、約3万筆の署名を提出する予定でしたが、残念ながらまだ実現していません。
【受け取られていない署名】
前回の報告でお知らせしたとおり、RANは日清食品の株主総会に株主として参加し、パーム油の調達方針強化について質問しました。その際、皆さまに賛同いただいた署名を受け取ってほしいことも、役員の方々に直接伝えました。
背景には、昨年から続く、署名の受け取り拒否があります。昨年9月、日清食品に署名を提出しようとしたところ、個人情報管理を理由に受け取りを断られていました。
株主総会に先立ち、担当者に再度「署名が29,500筆以上も集まっている。受け取ってもらえないか」と問い合わせていましたが返答がありませんでした。そこで、株主総会で役員に実情を伝え、改善してもらおうと思ったからです。
【「署名受け取り拒否」は会社方針】
ところが、返答に立った担当役員は「我々の一貫した考え方として個人情報が入った署名は受け取っておりません」と答えたのです。
署名の受け取りをしないのは、担当者の判断かと思っていましたが、なんと、それは会社の方針だったのです。驚くと同時に、非常に残念に思いました。ただ、署名の趣旨に関しては面談を通じて対応するとの返答が得られたので、今後も対話を進めていく予定です。
【みなさまにお願い】
RANは、署名数とコメントのみを日清食品に提出することを検討していますが、通常の署名のように「日清食品に名前とともに署名を受け取ってもらいたい」と思う方は、以下のアクションをお願いします。
1) 日清食品のフォームに署名文章を送る
日清食品ウェブサイトのお問い合わせフォームに、署名の文章そのものを送ってください。または、ご自分のご意見を書いて送ってください。
https://www.nissin.com/jp/customer/form/
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「日清食品ホールディングス 取締役社長 CEO 安藤 宏基 様
「紛争パーム油」は労働者を奴隷状態に置き、絶滅危惧種のオランウータンを殺害し、インドネシアの熱帯林を破壊しています。それは容認できるものではありません。
御社は新しいパーム油方針を採用し、前向きな第一歩を踏み出しました。しかし、その取り組みは「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)の基準に頼り続けていて、十分とはいえません。
日清食品は、緊急の課題として、熱帯林や泥炭地を保護し、労働権、そして先住民族や地域コミュニティの土地権を含む人権を守る取り組みを強化する必要があります。2020年東京五輪において、責任ある方法で生産された製品を提供しようと考えるならば、これは特に重要です。
御社はパーム油を消費する大手企業として、問題あるパーム油を調達しないようにする責任があります。同業他社の多くは責任あるパーム油生産の新グローバル基準を満たすよう、パーム油の調達方針を強化してきました。しかし御社は何年ものあいだ他社に遅れを取ったままです。
東京五輪スポンサー日清食品さん、問題あるパーム油を使わないでください!」
2)この署名を拡散する
東京五輪開催の新日程まで、7月23日で1年になります。すでに署名やフォームで意見を送った方は、より多くの人にこの問題を知ってもらうため、署名の拡散を再度お願いします。
http://chng.it/GZZrzYjrsj