Petition update

署名活動についてのご報告

Hisaki Kazutaka
Tokyo, Japan
Oct 10, 2020

10月7日に日本俳優連合、#SaveOurSpace、農民運動全国連合会、全国商工団体連合会の4団体が呼び掛け団体となり、中小事業者・フリーランス・文化芸術活動の支援強化を求めて、国会内での集会と中小企業庁への要請が行われました。
私も声をかけて頂いたのですが、ここ一ヵ月ほど体調を崩して検査を控えているため、改めて要請したい内容をメール文面で共産党笠井議員に託しました。民泊など不動産所得区分における問題点含め、三次補正予算を組んで頂く事などで、特に具体的には以下の二点です。

9月28日に「来年度の」申告について国税庁に確認した折、所得税基本通達26-9の解釈において、「5棟10室基準に拘わらず個人の賃貸業者は『全員』事業所得ではなく不動産所得で申告するようにとかねてから決まっている」という回答がありました。
これは非常に由々しい新たな論点を生みます。
第一に、税務署や税理士の見解と一致しません。これは行政機関ですら回答が統一されていないということを示唆します(先に提出した回答数377件のアンケート調査からも解るのですが、国税庁の認識は大きく実態とかけ離れています。付記すれば、国の意向に「従わず」事業所得区分で申告した個人が得をしているという構造の破綻まで出てしまいます。大丈夫なのかと率直に疑問です。回答は録音してあり、データは議員に提出済みです)
第二に、他でもない国土交通省の統計で、「知事免許を取得している宅地建物取引業者の内、15%超えが個人」と数字で出ています。国税庁の回答を信じるならば、この15%は知事免許保有業者であるにもかかわらず、持続化給付金や家賃支援給付金などの国の助成から、杓子定規に切り捨てられた事になります。梶山大臣は「知事免許」すらもネットの小遣い稼ぎや相続物件と同列に扱うのでしょうか? 知事免許すら切り捨てなら、経産省の考える「事業性」とはいったい何を指すのでしょうか。他ならぬ国の権威に唾吐くことにはならないのでしょうか。こちらも疑問です。
第三に――これは個人的な感情の部分が大きいのですが――「いざという時に助けて貰えない」と解りきった納税申告書類を、書くモチベーションが落ちてしまった事を伝えました。若い国民として悲しいです。

以下は、署名活動そのものについてのご報告です。
悩んだのですが、この進捗メールをもって、一旦終わりにします。これからは個人で、また友人たちと協力し、違う形で声を上げていきます。

理由は、体調を優先したいというのが一つ。
もう一つは誹謗中傷です。私個人への悪口(セクシャリティへの差別発言含め)の範疇はスルーしていたのですが、善意で行動を共にして下さった廣瀬さんや、廣瀬さんのご家族についてまで嫌がらせが出始めたときはさすがに常軌を逸していると感じました。個人情報漏洩や、虚偽の噂の吹聴など刑法違反ですし、客観的に見ても看過できるレベルを超えた加害です。
また私自身もDVストーカー支援措置対象であり、身の危険を感じる場面があったため、やむをえず警察に届け出ました。証拠となる画像は全てスクリーンショットを保存しています。こちらも警察に提出してあり、公文書として3年間保管されます。

これは個人的な教訓ですが、誹謗中傷を無視しても、集団心理でエスカレートするばかりで良い事は一つもなかったです。早期に法的に対応するのが一番だと感じました。
(余談ですが、「法的に対応する」と言うと「脅し」と憤る人が散見されることも理解に苦しみました。無法の私刑のほうがよほど恐ろしくはないでしょうか。法律に基づき、第三者を挟んで話し合ったほうが誠実だと私は思います)

署名をして下さった皆様、アンケートにご協力下さった皆様、支援金を送って下さった皆様、本当にありがとうございました。応援して下さった皆様にはどれだけ感謝してもしきれません。
尚、支援金の会計報告はチームジゾキュウのお知らせページに掲載させて頂きました。
現時点で残っている支援金は全て、NPO法人全国子ども食堂支援団体「むすびえ」さんに寄付させて頂きます。領収書が届き次第、こちらもホームページに掲載致します。

最後に、今は亡き米最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の言葉を引用させて下さい。

「同じ議論を繰り返すことになると覚悟していました。何度でも。一度にすべてが変わるとは思いません。一般的に社会における真の変化は一歩ずつ起こるものですから」

10月の国会まで続けることが敵わず申し訳ありません。
GoToも持続化給付金も家賃支援給付金も、正直、自分で出来ることはもう全部やったと思うのですが、現時点で力及ばず申し訳ありません。
今後も、諦めずに方法を模索し続けます。
「これはおかしいのではないか」という疑義を、都度、然るべき場所へ上げるところから。パブリックコメントから。地元選挙区選出議員へのメールや電話から。
また、今回の署名活動で多大な助力をくれた友人が、こんな時代にユニークな出版事業を始めているので、よろしければ彼女たちのことも応援頂けると嬉しいです。Twitterはこちら。
そして一番近くで支え続けてくれたパートナーに心からの敬意と感謝を。
(余談ですが、そろそろ同性婚を認めて頂けないでしょうか……これだけ活動しても社会から仲間外れなのは、ちょっとさみしいです)

私たちだけではとても力が足りないから、あなたも、ぜひあなたの隣の誰かへ話しかけるところから、動き始めて頂けると嬉しいです。
釈迦に説法でしたら大変すみません。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
本当に、ありがとうございます。
あなたと、あなたの大切な人が、いつも健やかでありますように。


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