■ 2020年3月11日に、筑波大学への申し入れと会談をしました******
当方からは共同代表2名ほか計10人が参加、大学側は研究推進部長等4名が対応。会談では大学が「軍事研究に関する基本方針」において軍事研究をしないと定めているにもかかわらず、防衛省公募に応募した理由等について追求。
これに対し、大学側は「民生用の基礎研究であり軍事研究ではない、「基本方針」にも違反しないことを確認した」と主張。しかし、このような主張が応募の根拠になり得ないことは公募要領から明らかである。さらに「基本方針」には「本学の研究は人道に反しないことを原則とする」という一文がある。そこでわれわれが防衛省公募要領からも、軍事目的に利用される恐れが大きい研究に従事することがなぜ人道に反しないのかと問うたが、大学側は全く答える事が出来なかった。このように筑波大学の防衛省公募への応募の論理は完全に破綻している。筑波大学は直ちに軍事研究を中止すべきである。
さらに、国立大学協会会長校の応募をどう考えるのかというわれわれの問いに対して大学側は「今回の応募は、筑波大学としての応募であり、国大協会長校であることとは関係がない」と述べた。大学長としての、また国大協会長としての社会的責任の自覚の無さに唖然とするばかりである。