東大学長選考混乱 小宮山議長が辞意 教員有志ら「透明性や公平性に疑義」と指摘

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学長選考会議の小宮山宏議長が辞任する意向を示したことなどを説明する五神真・東京大学長=東京都文京区で2020年12月11日午後4時33分、吉田卓矢撮影
学長選考会議の小宮山宏議長が辞任する意向を示したことなどを説明する五神真・東京大学長=東京都文京区で2020年12月11日午後4時33分、吉田卓矢撮影

 東京大学の五神真学長は11日、10月に行われた学長選考に関連し、学長選考会議議長の小宮山宏・元学長が議長を辞任する意向を示していることを明かした。10月に同会議が藤井輝夫副学長を新学長に選んだが、「選考プロセスの透明性や公平性に疑義がある」として、教員有志や15の部局長、元理事らから公開質問状などが出されていた。【吉田卓矢/統合デジタル取材センター】

 この日は、選考過程の問題点などについて調査をしていた検証委員会(委員長・泉徳治元最高裁判事)の報告書が公表され、五神学長や検証委員会による記者会見が開かれた。五神学長によると、小宮山氏は五神学長に対して、「学長選考で混乱が生じたことに責任を感じている。報告書の内容は真摯(しんし)に受け止めたい」などと述べ、辞任する意向を示したという。

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